まえがき
9月になりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
アメリカではLabor Dayが終わると、一気に「夏が終わった」という雰囲気になります。
まだ暑い日はありますが、学校も本格的に始まり、スーパーにはHalloweenの商品が並び始め、少しずつ秋らしくなってきました。
毎年この時期になると、
「もう今年も残り4か月しかないのか」
と少し焦ってしまいます。
一方で、9月は年末までの生活やお金を見直すにはちょうど良い時期でもあります。
2026年はアメリカでも物価や金利が引き続き大きな話題になっていますし、日本では円安も引き続き注目されています。
また、ニューヨークではUS Openが開催されており、個人的にもテニスが好きなので気になるニュースが多い時期です。
今月も個人的に気になった話題をいくつか取り上げてみたいと思います。
それでは、2026年9月の「樹になる話題」を見ていきましょう!
樹になるニュース
H-1B取得に10万3265ドル?米政府が異例の追加手数料案
先月、アメリカの移民政策でかなり衝撃的なニュースがありました。
アメリカ国土安全保障省(DHS)は、H-1Bの新規Cap-Subject Petitionについて、103,265ドルの追加手数料を課す規則案を発表しました。
日本円にすると、1ドル=150円で計算しても約1,550万円です。
しかもこれは、H-1B取得にかかる費用が合計10万3265ドルになるという意味ではありません。
今回提案されている103,265ドルは、既存のUSCIS Filing Feeなどとは別に追加される手数料です。
つまり企業側から見ると、通常のH-1B申請費用+103,265ドルという非常に大きな負担になる可能性があります。
そもそもH-1Bとは?
H-1Bは、アメリカ企業が高度な専門知識を持つ外国人を雇用するために利用する代表的なWork Visaです。
例えば、
・Software Engineer
・Data Scientist
・Accountant
・Financial Analyst
・Engineer
・Researcher
など、大学卒業以上の専門知識が必要となる職種で広く使われています。
特にTechnology業界では非常に重要なVisaで、
「アメリカの大学を卒業」
↓
「OPTで就職」
↓
「EmployerがH-1BをSponsor」
↓
「その後Green Card」
というCareer Routeも一般的です。
すべてのH-1Bに10万ドルかかるわけではない
ここが今回のニュースで一番重要なポイントです。
今回の103,265ドルの追加手数料が提案されているのは、H-1B Cap-Subject Petitionです。
通常のH-1Bには年間の発給枠があり、通常枠65,000に加えて、米国Master’s Degree以上を取得した人向け20,000のAdvanced Degree Exemptionがあります。
合計すると年間85,000件です。
今回の規則案では、この85,000件のCap-Subject Petitionが対象になります。
一方、大学、一定のNonprofit Research Organization、Government Research Organizationなど、H-1B Capの対象外となる一定のEmployerによるPetitionには、この103,265ドルFeeを課さない案になっています。
つまり、今H-1Bで働いている人全員が10万ドル払わないといけないという話ではありません。
すでにH-1Bを持っている人のExtensionも対象?
これもかなり重要です。
今回DHSが提案している手数料は、すべてのH-1B Petitionではなく、Cap-Subject Petitionを対象にしています。
そのため、すでにH-1B Capにカウントされている人について行う通常のExtensionやEmployer Changeまで、一律に103,265ドルが追加されるという内容ではありません。
例えば、すでにH-1Bで働いていて期間を延長する、あるいは、すでにCap Count済みのH-1B Workerが別の会社へ転職するといったケースは、通常の「新規Cap-Subject」のケースとは異なります。
ニュースのHeadlineだけを見ると、「H-1Bの更新にも毎回10万ドル?」と思ってしまいますが、現時点のProposed Ruleはそこまで広い内容ではありません。
なぜ10万3265ドルなの?
では、なぜ中途半端な、103,265ドルという金額なのでしょうか。
DHSによると、この手数料はH-1Bの審査だけに使うためではありません。
Federal Government全体のLawful Immigration Systemにかかる費用の一部を回収するためと説明されています。
対象となる費用には、
・USCISによるImmigration Benefitの審査
・Fraud Detection
・National Security Vetting
・Immigration SystemのModernization
・Immigration Court
・Consular Visa Processing
・Labor Standards Enforcement
・Federal Agencies間のCoordination
などが含まれます。
DHSは年間85,000件のCap-Subject H-1B Petitionにこの手数料を課すことで、年間約88億ドルの収入を見込んでいます。
単純計算しても、103,265ドル × 85,000件は約88億ドルです。
これだけを見ると、通常の「Visa Processing Fee」というより、Immigration System全体をFundingするための大きな収入源という性格がかなり強いように見えます。
H-1B Workerは10万ドル以上の価値がある?
個人的に今回の規則案で最も驚いたのが、DHSが手数料の金額を説明する際の考え方です。
DHSは、企業がH-1B Workerを採用することで得られる経済的メリットなどを考えれば、10万ドル以上のOne-Time Feeを支払う意思がある可能性があるという分析を引用しています。
Federal Registerでは、H-1B Workerと比較可能なU.S. WorkerのWage Differenceなどを分析した研究を引用し、10万ドルを超えるFeeでもH-1B需要が年間85,000件を下回らない可能性について説明しています。
つまり政府側は、10万ドルにしたら誰もH-1Bを使わなくなるとは考えていないわけです。
これはかなり大胆な前提だと思います。
実際に企業は10万ドル払う?
ここが一番気になります。
例えばSoftware Engineerを採用するTechnology Companyであれば、年収200,000ドル、Stock Compensation、Bonusなどを含め、1人のEmployeeに年間数十万ドルかかることも珍しくありません。
そう考えると、本当に必要な人材であれば10万ドルでも払うという企業は存在するでしょう。
しかし問題は、すべてのH-1B Workerが高収入のテック系技術者ではないということです。
例えば、Accountant、Engineer、Entry-Level Technology Worker、Small Business Employeeなどの場合、年間サラリーが80,000ドル〜120,000ドル程度というケースも珍しくありません。
そうしたEmployeeを採用するために、Salaryとほぼ同額の103,265ドルを最初に追加で払うというのは、かなり厳しいでしょう。
Big TechだけがH-1Bを使える制度になる?
もしこのFeeがFinal Ruleになれば、H-1BのEmployer構成が大きく変わる可能性があります。
例えば、Google、Microsoft、Amazon、Metaなどの巨大Technology Companyであれば、非常に優秀なEngineerを採用するために10万ドル以上を払う余力があります。
一方、Small Accounting Firm、Startup、Small Tech Company、Local Engineering Companyなどでは事情が違います。
優秀な外国人を採用したくても、Visa Sponsorshipだけで10万ドル以上となれば、採用を諦める企業も出てくるでしょう。
そうなると、「H-1Bを使える会社」そのものがLarge Corporation中心になる可能性があります。
これは外国人Workerだけでなく、Small Businessにもかなり大きな影響がありそうです。
日本人にも関係がある
H-1Bというと、「インド人IT EngineerのVisa」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
確かにインド出身者はH-1B利用者の非常に大きな割合を占めています。
しかし、日本人にも関係があります。
例えば、
日本からアメリカの大学へ留学
↓
OPTでアメリカ企業へ就職
↓
EmployerからH-1B Sponsorship
というケース。
あるいは、
アメリカのAccounting Firm、Consulting Firm、Financial Institution、Technology Companyなどへ日本人が直接就職するケースもあります。
もしEmployer側のVisa Costが10万ドル以上になれば、「外国人をSponsorするくらいならU.S. CitizenやGreen Card Holderを採用しよう」という判断が増える可能性があります。
つまり、H-1Bを取得する人だけではなく、これからアメリカ留学を考えている人にも影響する可能性があるということです。
2025年の「10万ドルFee」とは別物
今回のニュースには、もう一つややこしいポイントがあります。
2025年にもTrump Administrationは、一部のH-1Bについて100,000ドルの支払いを求める措置を打ち出していました。
しかし、この措置については2026年6月にMassachusettsのFederal Courtが政府ガイダンスを無効とし、現在も裁判が続いています。
今回の103,265ドル案は、この100,000ドル措置とは別です。
政府自身もFederal Registerで、今回の手数料は2025年のPresidential Proclamationによる100,000ドルの支払いとは異なる法的措置に基づくものと説明しています。
また、従来の100,000ドル措置は、延長されなければ2026年9月21日に期限を迎える予定です。
つまり、旧制度100,000ドルと、今回の新しい規則案103,265ドルを混同しないことが重要です。
まだ決定ではない
そして最も重要なのがここです。
2026年9月現在、103,265ドルの手数料はまだ最終案ではありません。
DHSが発表したのは、Notice of Proposed Rulemaking、つまり規則案です。
Federal Registerでは2026年8月25日に正式に公表され、Public Commentの締切は2026年9月24日となっています。
その後、DHSがCommentを検討し、Final Ruleを発表するかどうかを決めることになります。
したがって現時点で、「H-1Bはもう10万3265ドルかかる」と断定するのは正しくありません。
正確には、「DHSがH-1B Cap-Subject Petitionに103,265ドルの追加Feeを課す規則を提案している」という段階です。
今後注目したいこと
今後特に確認したいのは、
・最終案になるのか
・手数料が103,265ドルのままなのか
・Effective Dateはいつになるのか
・訴訟になるのか
・H-1B Registration件数が減るのか
・Small Businessが外国人採用から撤退するのか
・OPTからH-1Bへのルートがどう変わるのか
といった点です。
もし本当に10万ドル超の追加手数料が導入されれば、アメリカ企業が外国人専門職を採用する価値はいくらなのかを事実上問われる制度になります。
そして外国人側から見れば、能力があるだけではなく、雇用主が10万ドル以上払ってでも採用したい人材になる必要があるという、これまでとは大きく違った世界になる可能性があります。
H-1B制度そのものを大きく変える可能性があるニュースとして、今後も最終案まで追いかけたいと思います。
アメリカの金利、これからどうなる?
ここ数年、
「いつになったらMortgage Rateは下がるの?」
と思っている人も多いのではないでしょうか。
アメリカではInflationとInterest Rateの動向が引き続き大きなテーマになっています。
Federal Reserveにとって難しいのは、景気を冷やしすぎず、それでもInflationを抑えなければならないという点です。
つまり今のアメリカ経済は、
「景気がものすごく悪いわけではない」
一方で、
「物価上昇も完全には落ち着いていない」
という微妙な状態にあります。
個人の生活で考えると、Interest Rateが高い状態が続けば、
・Mortgage
・Auto Loan
・Credit Card
などのコストにも影響します。
特に家を買おうと思っている人にとっては、
「House Priceが下がるまで待つ」
だけではなく、
Mortgage Rateを含めたMonthly Paymentを見る
ことが今まで以上に重要です。
ベルギーで壁の中から約15億円超の金塊と金貨を発見
「家を改装していたら、壁の中から金塊が出てきた」
まるで映画のようなニュースがベルギーでありました。
2026年8月、ベルギー北部のSint-Gillis-Dendermondeで建物の改修工事をしていた作業員たちが、地下室の壁の中に隠されていた大量の金塊と金貨を発見しました。
発見されたのは、
・金塊49本
・4,000枚以上とも報じられる金貨
・その他のゴールド
などで、その価値は米ドルでは約1,000万ドル規模と報じられています。
工事現場で夏休みのアルバイトをしていた18歳の学生が、最初にコインのようなものを発見しました。
当初は、
「1ユーロ硬貨かな?」
と思ったそうですが、掘り進めるうちに金塊まで出てきたとのこと。
さすがにこれは普通の工事現場ではなかなか経験できません。
発見場所は19世紀に建てられた別荘の地下室で、かつて醸造所を経営していたVan Assche家が所有していた建物です。
金は壁の中に意図的に隠されていたとみられており、
「一体誰が、いつ、何のために隠したのか?」
という点も大きな謎になっています。
作業員たちは発見後すぐに警察へ連絡し、現在これらの金は当局によって安全な場所に保管されています。
ここで個人的に気になったのが、
「見つけた人がそのままもらえるの?」
という点です。
残念ながら、
「見つけた!今日からMillionaire!」
というわけではありません。
現在はこれらの金の本当の所有者が誰なのか調査が進められており、
・元の所有者の子孫
・現在の建物所有者
・工事会社
・実際に発見した作業員
など、誰に権利があるのかが今後の大きな問題になります。
報道によると、ベルギー法上、正当な所有者が名乗り出るための期間として5年間が関係する可能性もあるとのことです。
個人的には、
「家を買ったら壁の中まで確認した方がいいのでは?」
と思ってしまうニュースでした。
もちろん普通は何も出てきませんが、ヨーロッパには100年以上前に建てられた建物が珍しくありません。
戦争や政治的混乱、銀行制度への不安などから、昔の所有者が現金やGoldを家の中へ隠していたケースもあったのかもしれません。
最近金の価格自体も高値圏にあるため、数十年前には今ほどの価値ではなかった金が、現在では1,000万ドル規模の資産になっている
という点も面白いところです。
US Openはやっぱり面白い!そして錦織圭、最後のジャパンオープンへ
9月のニューヨークといえば、やはりUS Openです。
個人的にもテニスが好きなので毎年楽しみにしていますが、2026年大会はいつも以上に特別な大会になっています。
理由は、単純にAlcarazなど現在のトップ選手を見る楽しさだけではありません。
今年は、錦織圭選手、Gaël Monfils選手、Stan Wawrinka選手という、長年男子テニス界を盛り上げてきた選手たちが相次いで2026年限りでの引退を表明しています。
一つの時代が終わろうとしているUS Openでもあるのです。
日本人にとって特に印象深いのは、やはり錦織圭選手です。
錦織選手は2026年4月、今シーズン限りでプロテニス選手から引退すると発表しました。
最高世界ランキングは4位。
ATP Tourで12タイトルを獲得し、日本人男子として初めて世界Top 10入りを果たした、日本テニス史を変えた選手です。
そしてUS Openは、錦織選手にとって特に思い出深い大会です。
2014年には、Novak Djokovic選手をセミファイナルで破り、日本人男子として初めてGrand Slam シングルス決勝へ進出しました。
決勝は惜しくも完全にゾーン状態に入ったMarin Čilić選手に敗北してしまいましたが、当時非常にワクワクして試合を見たことを覚えています。
2026年のUS Openでは本戦ではなく予選からの出場となりました。
それでも錦織選手は、本戦まであと一勝という決勝ラウンドまで進みました。
しかし最後は、20歳の日本人選手・坂本怜選手に6-4、7-6で敗戦。
これが錦織選手にとって最後のGrand Slamにおける試合となりました。
試合後にはコート上でセレモニーも行われました。
個人的に面白いと思ったのは、日本テニス界を長年引っ張ってきた錦織選手の最後のGrand Slamの試合の相手が、これから日本男子テニスを背負うかもしれない20歳の坂本怜選手だったことです。
まるで世代交代を象徴するような試合でした。
錦織選手自身も「ろうそくの火がすべて消された」と逸脱なコメントも残している一方で、坂本選手について、次の日本のTop Playerになってほしいという趣旨のコメントを残しています。
2014年にUS Open Finalへ進出した錦織選手が、12年後の同じNew Yorkで次世代の日本人選手と最後のGrand Slamで試合を戦う。
何ともドラマのある終わり方だったと思います。
Gaël Monfils選手も2026年限りで引退する予定です。
Monfils選手といえば、ものすごい身体能力、派手なスライディング、ジャンプショットなど、勝敗だけでは説明できない魅力を持つ選手です。
40歳となった今年のUS Openでは、自身の誕生日に1回戦を勝利。
40歳でUS Open本戦のシングルスの試合に勝利した選手として、Jimmy Connors選手以来の記録となりました。
その後2回戦で、20歳のアメリカ人の新鋭であるLearner Tien選手に6-3、6-4、6-3で敗れました。
この試合がMonfils選手にとって最後のGrand Slamでの試合となりました。
試合後にはUSTAによるTribute Videoが流され、Monfils選手はNew Yorkの観客へ感謝を伝えています。
個人的にはMonfils選手のような選手がいなくなるのはかなり寂しいです。
Grand Slam Championにはなれませんでしたが、「次に何をするか分からないから見ていたくなる」という、非常に珍しい選手でした。
Stan Wawrinka選手も、2026年限りでの引退を表明しています。
Wawrinka選手といえば、2014 Australian Open、2015 French Open、2016 US OpenとGrand Slamを3度制覇。
Federer、Nadal、Djokovic、Murrayの「Big Four」が男子テニスを支配していた時代にGrand Slamを3回獲得したこと自体、非常に価値があります。
特に印象的なのが、あの片手バックハンドです。
現在の男子テニスでは両手バックハンドが主流になっていますが、Wawrinka選手の強烈な片手バックハンドはテニスファンなら一度は見たことがあると思います。
2026年のUS Openでは、41歳で最後のNew Yorkに登場。
本戦へのWildcardを得て出場し、Matteo Berrettini選手に7-6、7-6、6-0で敗れました。
試合後にはNew Yorkの観客から大きな拍手を受け、2016年に優勝した思い出の大会へ別れを告げました。
Monfils選手もWawrinka選手も、勝つためだけに見る選手というより、その選手独自のプレースタイルを見るために試合を見たくなる選手だったと思います。
また、錦織選手にとってUS OpenでCareerが終わったわけではありません。
最後の大きな舞台として残っているのが、木下グループ ジャパンオープンテニスチャンピオンシップス2026です。
男子大会は有明コロシアム・有明テニスの森公園で開催され、本戦は9月30日から10月6日、予選は9月28日・29日に予定されています。
そして今年は出場予定選手がかなり豪華です。
現時点の出場選手リストには、Carlos Alcaraz選手、Ben Shelton選手、Taylor Fritz選手、Frances Tiafoe選手、Lorenzo Musetti選手、Casper Ruud選手、Tommy Paul選手、Denis Shapovalov選手などが名を連ねています。
さらに錦織圭選手もWildcardで出場予定です。
特にAlcaraz選手が日本でプレーするというだけでもかなり楽しみですが、今年の大会の最大の見どころは、錦織圭の現役最後のジャパンオープンになることでしょう。
錦織選手はJapan Openで過去2度優勝しています。
本人も今回の出場発表時に、最後のジャパンオープンになるとコメントしています。
日本のファンの前でどのような最後のプレーを見せるのか、非常に楽しみです。
今年のUS Openを見ていて感じるのは、男子テニスが本格的に次の世代へ移りつつあるということです。
少し前まで、Federer選手、Nadal選手、Djokovic選手、Murray選手のBig4が中心にいて、その周りにWawrinka選手、Monfils選手、錦織選手などがいました。
今でもDjokovic選手は現役で偉業を達成し続けていますが、今では中心にいるのは、Alcaraz選手、Sinner選手、Zverev選手、Medvedev選手、Shelton選手、Tien選手などの新しい世代です。
スポーツでは当然のことですが、長年見てきた選手たちが一気にいなくなると、本当に時代が変わったなと感じます。
ただ、その一方で錦織選手の最後のUS Openの相手が坂本怜選手だったように、新しい選手がどんどん出てきています。
引退するLegendを見る寂しさと、次の世代を見る楽しさ。
その両方を同時に感じられるのが、2026年のテニスなのかもしれません。
ロシア人男性が成層圏からジャンプ、さらに上には「約41km」から飛んだ人も
今月、個人的にかなり驚いたニュースがこれです。
ロシア人のSergey Boytsovさんが、熱気球から11,551メートルの高度まで上昇し、そこからパラシュートジャンプを行いました。
11,551メートルというと約11.5km。
一般的な旅客機が飛行する高度とほぼ同じくらいです。
「飛行機の窓から地上を眺めるような高さから、人がそのまま飛び降りる」
と考えると、それだけでもかなり怖い話です。
Boytsovさんは2026年8月15日、ロシアのAltai地方でこのジャンプを実施。
現地報道によると、パラシュートを開いたのは高度1,565メートルで、11,551メートルからの熱気球を使ったジャンプとして新たな記録になったとされています。
これまで同カテゴリーの記録として報じられていたのは、ポーランドのチームによる10,060メートルだったため、約1.5km更新したことになります。
ただ、ここで少し気になりました。
「11.5kmがすごいなら、人類がこれまでに飛び降りた最高高度はどのくらいなの?」
調べてみると、さらに桁違いの記録がありました。
2012年10月14日、オーストリア人スカイダイバーのFelix Baumgartnerさんという方は、「Red Bull Stratos」プロジェクトでNew Mexico州Roswellの上空へ上昇しました。
ジャンプした高度は、38,969.4メートル。
約39kmです。
Boytsovさんの11.5kmの3倍以上の高さになります。
そこから特殊なスーツを着て地球へフリーフォール。
最高速度は1,357.6km/hで音速を超えました。
FAI(World Air Sports Federation)は、Baumgartnerさんがこのジャンプで、
・最高Exit Altitude 38,969.4m
・Free Fall Vertical Distance 36,402.6m
・Maximum Vertical Speed 1,357.6km/h
という世界記録を樹立したと認定しています。
さらに驚くのは、エンジンなどの推進力を使わず、人間がフリーフォールだけで初めて音速を突破したという点です。
しかし、その記録をさらに抜いた人がいたようです。
Baumgartnerさんの39kmでも十分すぎるほどすごいのですが、実はその約2年後、さらに高い場所からジャンプした人物がいます。
Alan Eustaceさんです。
Eustaceさんは当時GoogleのSenior Vice PresidentだったComputer Scientist。
2014年10月24日、New Mexico上空で巨大なヘリウムガスによる気球に吊り下げられながら成層圏へ上昇しました。
そしてジャンプした高さは、約41,422メートル。
約41.4kmです。
これはBaumgartnerさんの記録を約2.4km上回りました。
しかもBaumgartnerさんのように特別なカプセルの中に乗って上昇したのではありません。
Eustaceさん自身が特別なスーツを着用し、そのまま気球の下へ吊り下げられて約2時間かけて上昇したのです。
想像するだけでもかなり怖い方法です。
FAIによると、Eustaceさんは41,422メートルからジャンプし、最高速度約1,320km/hに到達。
フリーフォール開始後わずか約35秒で音速を突破しました。
Smithsonian National Air and Space Museumも、このジャンプを当時のHighest-Altitude Free-Fall Jumpとして紹介しています。
ざっくり比較すると、Sergey Boytsovさんの約11.6km、Felix Baumgartnerさんの約39.0km、Alan Eustaceさんの約41.4kmとなります。
一般的な旅客機の巡航高度がだいたい10〜12km前後なので、Boytsovさんは「旅客機レベル」。
BaumgartnerとEustaceは、そのさらに3〜4倍近い高さです。
41kmともなると、地上から見る空とは全く違います。
空はかなり暗くなり、地球の丸みも見える高度です。
気圧も極端に低いため、普通の服装では生存できません。
つまり、これは通常のスカイダイビングというより、Space Technologyにかなり近いExtreme Sportと言った方がイメージしやすいかもしれません。
ここまで読むと、「それなら11.5kmは大したことないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、今回のBoytsovさんの挑戦は、記録カテゴリーが違います。
Baumgartnerさんは特別なカプセルの中に入り込んでヘリウムガスによる気球で上昇させました。
Eustaceさんは特殊なスーツを装着し、巨大なヘリウムガスによる気球の下に直接吊られて上昇しました。
一方、Boytsovさんの今回の挑戦は、熱気球から行われた高高度パラシュートジャンプとして記録が報じられています。
つまり、「人類史上最も高いところから飛んだ」という記録ではなく、「熱気球を使った特定カテゴリーで、非常に高い場所まで上昇してジャンプした」というところがポイントです。
記録を紹介する時には、この違いを区別しておく必要があります。
さらに歴史をたどると1960年にもすごい人がいました。
実はBaumgartnerさんよりずっと前にも、高高度ジャンプへ挑戦した人物がいました。
アメリカ空軍のJoseph Kittingerさんです。
1960年、KittingerさんはProject Excelsiorで約31km上空からジャンプしました。
当時は現在ほどテクノロジーが発達していません。
それにもかかわらず、「人間が超高高度から脱出した場合に生存できるのか」を調べるために、実際に自分自身がジャンプしました。
そして52年後、BaumgartnerさんがRed Bull Stratosで新記録へ挑戦した際には、このKittingerさん本人がMission Teamの一員としてサポートしています。
個人的には、今回のニュースで一番面白かったのは記録そのものより、なぜ人はそこまで高いところから飛びたいのだろう?という部分です。
11kmでも十分怖い。
39kmならさらに怖い。
41kmなら、もう想像できません。
それでも人間は、もっと高く、もっと速く、もっと遠くという挑戦を続けています。
そして、こうしたExtreme Challengeで生まれたテクノロジーは、航空・宇宙分野の研究にもつながってきました。
最近ではSpaceXやBlue Originなど商業宇宙フライトのニュースを見ることが増えましたが、宇宙へ行くテクノロジーだけではなく、極限状態から安全に地球へ帰ってくるテクノロジーも同じくらい重要です。
今回、Boytsovさんの11.5kmからのジャンプをきっかけに過去を調べてみたら、約41km上空から飛び降りた人までいました。
人間の挑戦する気持ちは、思っていた以上にすごいものだと感じたニュースでした。
中国で人型ロボットの“運動会”開催|100mで人類最速記録超え?
今月、Technology関連でかなり面白いと思ったニュースがこれです。
2026年8月22日から26日にかけて、中国・北京で「人型ロボットの世界運動会」が開催されました。
会場は、2022年北京冬季オリンピックでも使われたNational Speed Skating Oval、通称「Ice Ribbon」です。
今年は第2回大会。
なんと、666チーム、2,056台のRobot、16か国が参加しました。
競技数も大幅に増え、全部で51種目。
人間の運動会のような、
・100m走
・400m走
・1,500m走
・High Jump
・Weightlifting
・Soccer
・Martial Arts
・Street Dance
だけではなく、
・Hotelでの作業
・Housekeeping
・Factory作業
・Firefighting
・Retail
・Emergency Rescue
など、「実際の仕事で使えるか?」を試す競技も増えました。
つまり、単純なロボットショーではなく、人型ロボットを本当に社会へ投入できるかをテストする場所になり始めています。
100mを8.86秒?
今年一番衝撃的だったのが100m走です。
中国のBeijing Humanoid Robot Innovation Centerが開発したTiangong Ultraという人型ロボットが、100mを8.86秒で走りました。
参考までに、男子100mの人類世界記録はUsain Bolt氏の9.58秒です。
数字だけを見ると、「ついにRobotがUsain Boltを超えた!」となります。
しかも昨年の同大会での100m優勝タイムは21.50秒。
それがわずか1年で、21.50秒から8.86秒まで短縮されています。
もちろんロボットと人間では根本的に異なりますが、人間と同じような二足歩行のロボットが100mを9秒以内で走るというところまで来たこと自体は、かなり象徴的です。
1500mも人間の記録を上回る?
長距離でもロボットの進歩が目立ちました。
大会の1,500mでは、Tianzhuo TeamのRobotが2分21秒64を記録して優勝しました。
北京政府の公式発表によると、前年大会の最高タイムは6分34秒40。
つまり1年で4分以上短縮されています。
これも数字だけを見ると人間の記録を上回るレベルですが、やはりロボットと人間のアスリートでは条件が違うため、単純比較には注意が必要です。
その他では、High Jumpでは2.88メートルという記録も登場しました。
人間の男子High Jump世界記録は2.45mなので、数字だけならこちらも人間を超えています。
昨年のRobotの最高記録は95.64cmだったため、約1年で0.96mから2.88mという大幅な進歩です。
北京側も2.88mのHigh Jumpを今年の大きな成果として紹介しています。
もちろん転ぶロボットも大量にいる
ただ、今年の大会が面白かったのは、「Robotが人間を超えた!」という話だけではありません。
むしろSNSなどで話題になったのは、ロボットが豪快に失敗する場面でした。
例えば、走っている途中で転倒、ウェイトリフティング中にバーベルを落とす、着地に失敗、階段で転ぶ、他のRobotと接触、ゴールを外すなど。
中には100mを走り切った直後に激しく転倒し、その衝撃で小さな火が出たロボットまでありました。
Reutersも、Tiangong Ultraが100m走の走破後にマットへ衝突し、小さな火災が発生したと報じています。
SNSではこうした失敗映像もかなり人気になりました。
今年は「Remote Controlなし」が重要
今年の大会には昨年と大きく違うところがあります。
それが、自律型です。
特に100m走は、完全自律型ロボットのみというルールに変更されました。
つまり人間がリモートで、「右へ行け」、「速度を上げろ」と操作しているわけではありません。
ロボット自身が周囲を認識し、自分の位置を判断、バランスを取る、ルートを判断、動作するという処理を行います。
ここが、単なるRemote Controlled Robotと本格的なHumanoid AIの大きな違いだと思います。
運動会なのに「洗濯物を畳む」?
今年の大会で個人的にもっと面白いと思ったのが、スポーツ以外の競技です。
例えば家庭用ロボットの試合では、洗濯物を畳むといった課題があります。
緊急救助では火を消す、レストランのセッティングでは食べ物を調理するなどホテル、工場など、より実際の環境に近い場所で競技を行わせています。
これはかなり重要な変化です。
100mを8秒で走るロボットは確かにすごい。
でも、一般家庭が本当に欲しいのは、「100mを8秒で走るロボット」ではなく、洗濯物を畳む、掃除する、荷物を運ぶ、高齢者を手伝う、料理を手伝う、ロボットかもしれません。
ロボット産業にとって本当の勝負は、アスリート能力の強化ではなく、身近な生活でどれだけ役に立つかなのだと思います。
中国はなぜロボットにここまで力を入れる?
今回の大会を単なるエンターテインメントとして見ると、「面白いロボット大会だな」で終わります。
しかし、その背景を見ると中国のかなり大きな国家戦略が見えてきます。
北京には、中国国内のヒューマノイドロボットの製造会社のおよそ4分の1が集まっているとされています。
中国がヒューマノイドロボットへ力を入れる理由としては、
・人口減少
・Labor Shortage
・Factory Automation
・高齢化
・Logistics
・Service Industry
・AI産業育成
などが考えられます。
EVで中国企業が急速に存在感を高めたのと同じように、ヒューマノイドロボットでも中国が世界市場を取りにいくという戦略が見えます。
AIの次の競争は「体」を持つAI?
ここ数年、AIというと、ChatGPT、Gemini、Claudeなど、コンピューターの中で動くソフトウェアAIが中心でした。
でもヒューマノイドロボットが普及すると、AI+カメラ+センサー+モーター+電池+体という、実世界で動くAIが登場します。
これは最近、Embodied AIとも呼ばれているそうで、例えばAIに、「この部屋を掃除して」と頼んだ際に、AIが部屋を見る、何が落ちているか判断する、物を持ち上げる、掃除機を使う、元の場所へ戻す一連の作業が出来ることを意味します。
ここまでできれば、AIは単なるChatbotではありません。
実際に物理世界で仕事をする存在になります。
来年はどこまで進歩する?
個人的に一番気になったのは、昨年から今年までの進歩の速さです。
100mは、2025年の21.50秒、2026年8.86秒。
垂直飛びも、2025年約0.96mから2026年2.88m。
参加チームも、第1回は280チームだったのに対して、第2回では666チームまで増えました。
今年は2,056台ものロボットが参加しています。
今はまだ、転ぶ、壊れる、タスクに失敗するというロボットも大量にいます。
でも、去年は笑って見ていたロボットが、翌年には人間並みかそれ以上のスピードで走るというテクノロジーの進歩を見ると、5年後、10年後にはかなり違う世界になっている可能性があります。
今後、家庭にヒューマノイドロボットが一台いるという時代が本当に来るのか。
個人的にも今後かなり注目したい分野です。
樹になるトピック・コンテンツ
Flipp|スーパーの広告をまとめて比較できる節約アプリ
今月の「樹になるトピック・コンテンツ」として紹介したいのが、Flippというアプリです。
アメリカに住んでいると、「今週どこのスーパーが安い?」、「卵はCostcoとStop & Shopのどちらが安い?」、「Costcoに行く前に、近所のスーパーのSaleも確認したい」と思うことがありませんか?
以前なら、家に届く紙のWeekly Adを一枚ずつ見比べる必要がありました。
Flippは、その作業をかなり楽にしてくれるアプリです。
Flippとは?
Flippは、近所のスーパーやRetail StoreのWeekly Ad、Sale、Couponなどを一つの場所で確認できる無料のShopping Appです。
Flipp公式によると、アメリカ・カナダの2,000以上のStoreのDealを検索できます。
例えば、
・Walmart
・Stop & Shop
・CVS
・Walgreens
・Home Depot
などのWeekly Adをまとめて確認できます。
スーパーだけではなく、
・Pharmacy
・Home & Garden
・Electronics
・Baby & Kids
・Pet Supplies
・Sporting Goods
などのカテゴリーにも対応しています。
つまり、スーパーのチラシアプリというより、近所のお店のSale情報をまとめて検索するアプリと考えた方が分かりやすいと思います。
一番便利なのは「商品名から探せる」こと
個人的にFlippで一番便利だと思うのが、店ごとの広告を見る必要がないという点です。
例えば、「Eggs」と検索すると、近所の複数の店のWeekly AdからEggsに関係するSaleをまとめて探すことができます。
同じように、Milk、Chicken、Paper Towels、Diapers、Laundry Detergentなど、自分が必要な商品を検索できます。
Flipp自身も、Search機能によって複数のWeekly Adから商品やBrand、Storeを横断的に検索できると説明しています。
これはかなり大きな違いだと思います。
Shopping Listとも連動
もう一つ便利なのがShopping Listです。
例えば今週必要なものとして、
・Milk
・Eggs
・Chicken
・Banana
・Toilet Paper
・Diapers
をShopping Listへ入れておく。
するとFlippは、その商品について利用できるDealを探しやすくしてくれます。
Sale商品を見つけた場合は、そのDeal自体をShopping Listへ追加することもできます。
さらに、ListをStoreごとに整理したり、家族などとShopping Listを共有したりすることもできます。
家族で買い物をしていると、「Milk買ってきて」、「もう買ったよ」、「じゃあEggsは?」というやり取りが意外と多いので、共有Listとして使えるのも便利です。
Digital Couponもまとめられる
アメリカのスーパーで面倒なのがCouponです。
最近は紙Couponよりも、Digital Coupon、Store Loyalty Programが増えています。
ただしStoreごとに、Appを開く、Couponを探す、Clipする、Loyalty Cardを使うという作業が必要になります。
Flippでは対応しているStoreについて、Digital CouponをBrowseし、Loyalty CardへLoadできる機能があります。
さらに、Store SaleとCouponを組み合わせられる場合には、Coupon Matchupを確認できるケースもあります。
アメリカのGrocery Shoppingでは、Sale Price+Store Coupon+Manufacturer Coupon+Credit Card Rewardなどを組み合わせると、通常価格からかなり安く買えることがあります。
ただ、それを毎回自力で調べるのはかなり面倒です。
Flippは、その作業を少しまとめてくれるサービスと考えると分かりやすいと思います。
お気に入りのStoreだけ見ることもできるFlippにはFavorite Store機能もあります。
例えば普段使う店が、Stop & Shop、CVS、Walmartだけなら、それらをFavoriteへ登録しておけば、毎週必要なWeekly Adへアクセスしやすくなります。
アメリカはスーパーの選択肢が多いので、全部を見る必要はないと思います。
むしろ、普段使う3〜5の店だけ登録し、必要な商品だけSearchという使い方の方が続けやすそうです。
アメリカ全体の一般論だけではなく、自分のZIP Codeを入れて近所のDealを見るというLocalな使い方ができるのがFlippの強みです。
どれくらい節約できる?
Flipp公式サイトでは、「GroceriesでWeekly 20%節約」という表現を使っています。
別のFlippページでは、2023年に米国・カナダの6,650人を対象に実施した同社調査として、Flipp利用者が平均で週約49ドル節約できる可能性があるとしています。
もちろん、「Flippを入れれば必ず毎週49ドル安くなる」という意味ではありません。
もともとの買い物金額やStore、Sale商品の選び方などで結果は大きく変わります。
また、安いから必要のないものを買うのであれば節約にはなりません。
個人的にはFlippの価値は、何%安くなるかより、「価格を確認せずに買う」という行動を減らせることにあると思います。
「1ドル安い店」を求めて何軒も回る必要はない
一方で、Flippを使うと注意したいこともあります。
例えば、MilkがA店で$3.99、B店で$3.49だったとして、50セント安くするために車で20分余計に走るのであれば、必ずしも得ではありません。
ガソリン代、時間まで考える必要があります。
そのため私は、「一番安い店を探す」より、「普段行く店の中で安い商品を確認する」という使い方が良いと思います。
例えば、CostcoとStop & Shopのどちらかには今週必ず行くのであれば、その2店舗をFlippで比較する。
この程度なら、節約と時間のBalanceが取りやすいと思います。
Meal Planningにも使えそう
Flippは単純なPrice Comparisonだけではなく、Meal Planningにも使えます。
例えば金曜日にWeekly Adを確認して、Chicken Breastが安い、今週はChicken料理を増やす。
Ground BeefがSale、TacoやHamburgerを作る。
Salmonが安い、週末はSalmon。
というように、食べたいものを決めてから買い物するのではなく、Sale商品からMenuを決めるという方法です。
アメリカではFood Priceの上昇が家計へ与える影響も大きいので、この方法は意外と効果があります。
個人的におすすめの使い方
もしFlippを使うなら、私は次のように使うのが良いと思います。
まず、普段利用するStoreを3〜5店Favoriteに登録。
次に、毎週買う定番商品をShopping Listへ入れておく。
例えば、Milk、Eggs、Bread、Chicken、Fruit、Diapers、Paper Towelsなどです。
そして週末の買い物前に5分だけFlippを見る。
Saleになっている商品があれば、今週買う。
通常価格なら、急がないものは来週まで待つという判断をする。
これだけでも、何となくスーパーへ行って、何となく買うという買い物を減らせそうです。
Flippは、昔なら日曜日の新聞に入っていた大量の折込チラシを、一つのAppにまとめて検索できるようにしたサービスと考えると分かりやすいです。
特に、複数のスーパーを使う家庭、食費を少し改善したい家庭、Weekly Saleを比較するのが面倒な人には、一度試してみる価値がありそうです。
「もっと稼ぐ」だけではなく、「同じ生活を少し安くする」。
Flippは、そんなLifehackに使えるアプリだと思いました。
樹になる資産形成
IRSから7%のInterestをもらえる?
最近USJapanLifeHackerで取り上げた中で、個人的にかなり面白いと思っているテーマです。
2026年第3四半期のIRS Individual Overpayment Interest Rateは年7%です。
しかもIRS Interestは原則としてDaily Compoundingです。
数字だけを見ると、「Savings AccountよりIRSにお金を預けた方が良いのでは?」と思ってしまいます。
しかし、実際にはそう簡単ではありません。
例えばIRSには、Refundを一定期間内に処理した場合にInterestが発生しないルールがあります。
また、Estimated Taxを早く払いすぎても、「支払った日から7%で運用される」わけではありません。
つまりIRSは、7%のHigh Yield Savings Accountではありません。
重要なのは、IRSへ意図的に余分なお金を預けることではなく、Tax Refundが長期間遅れた場合に、正しいInterestを受け取っているか確認することです。
関連記事:
もう一つ最近ブログで取り上げたのが、日本へ帰国する時の米国銀行口座の取扱いです。
日本へ帰任すると、
・Apartment
・Phone
・Electricity
・Car
・Credit Card
など、アメリカのものをどんどん解約したくなります。
米国銀行口座についても、「もうアメリカに住まないから閉じよう」と思う人は多いでしょう。
しかし、Taxの観点から考えると、必ずしもすぐに閉じるのが良いとは限りません。
帰国した翌年にも、
・Federal Tax Refund
・State Tax Refund
・Tax Equalization Settlement
・Amended Return
などが残る可能性があります。
そのため、最後のTax ReturnやRefund処理が終わるまで米国銀行口座を維持するという選択肢も考えておいた方が良いと思います。
駐在員の場合、「アメリカを離れる日」と「アメリカの税務関係が終わる日」は同じではありません。
これは意外と重要なポイントです。
なお、株式売買に関して、前回から新しい売買はありませんでした。
現在保有中の銘柄は前回と同じく以下となります。

両銘柄ともに一時期かなり下がり、特にDELLは損切も考えましたが、トランプ大統領のコメントなどもあり再度上昇傾向となり様子を見ているところです。
樹になる店
Spicy Chef
今月ご紹介したいお店はSpicy Chefです。
四川省系の中華料理が食べたい時によく利用している店になります。
各料理の味も素晴らしいですが、量もかなりボリュームがあってお得感まであります。





あとがき
今月の「樹になる話題」はいかがでしたでしょうか?
今回は、H1-B Visa、アメリカの金利、大発見、US Open、ジャンプ記録、ロボット大会のニュースを取り扱い、かなりバラバラなテーマになりました。
でも、この少しバラバラな感じこそ「樹になる話題」の面白いところだと思っています。
最近はTax関連の記事を書くことがかなり増えました。
もちろん税金はUSJapanLifeHackerの重要なテーマですが、このブログではそれだけではなく、アメリカと日本で生活する中で知っておくと少し生活が良くなることを幅広く書いていきたいと思っています。
例えば、金利が上がる、Mortgageを考える、House Budgetを考える、Savingsを見直すというように、一つのニュースから別のテーマへ枝が伸びていきます。
まさに「樹になる話題」です。
2026年も残り4か月。
年末になると、Tax Planning、Retirement Contribution、Holiday Shopping、Travelなど、また考えることが一気に増えてきます。
9月はその前に一度、家族、健康、お金、仕事などを見直す良いタイミングなのかもしれません。
一つ一つは小さなことでも、少しずつ良くしていくことを積み重ねる。
今月もそんな一か月にしていければと思います。
それでは、また次回の「樹になる話題」でお会いしましょう!



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